« 綿入れコート | トップページ | ムガシルクのお着物 »

桜染めの長じゅばん

桜の季節です。

日本の風景ともいえる桜、一番大好きで、桜で染めてみたいとずっと思っていました。

秋の終わり、桜の葉が散る頃、真っ赤な桜の葉をよく拾いにいきました。

どんな色がでるんだろうな~とわくわくしながら。冬になり、知り合いの植木やさんから剪定した桜の枝をいただきました。

乾燥させた桜の葉と枝、これらを煮出して長じゅばんを染めてみようと思いました。

白の反物、地紋がなんとヤギ。反物自体もかわいい。これでいこう。

Photo

身頃2枚、袖2枚、衿おくみ1枚に裁断し、染める前の準備。

桜の小枝800gをバケツに一晩浸け置きします。

1

次の日、1晩おいた後の染液はピンク。いい色がでそうです!

1_2

20分煮出します。3リットルずつ。1番液、2番液と煮出してあとで足して混ぜます。

この時の注意、温度をあげすぎないこと。

1枚目、身頃を鍋に入れ、20分染色。黄味が強く、鉄媒染めするとグリーンがかったグレーに。(右)桜からこのようなグレーが染まるとは。。。

Photo_3

↑(左は袖の胴媒染)

2枚目、袖。なんと今度はほんのりピンクがかったベージュ。(左)この色は一番桜らしいかな!と思ったので、銅媒染してまた染液に戻し、ここで終了にする。(右は媒染後)

(この時の媒染液は3リットルに対し50cc酢酸銅を入れたもの。)

Photo_2

3枚目、もう片方の身頃。1枚目とも2枚目とも違うベージュ。1枚目の身頃を鉄媒染にしたのでこちらも鉄媒染に。あれれ、グレーというより茶味がかってる??何回か染液→鉄媒染→染液と繰り返してみたがどんどん金茶になっていくようだ。

銅でも媒染してみたが、これ以上色は変わらないようだ。

Ca3c02420001

うーん、1枚目と3枚目身頃なのに色が違っちゃった。

Ca3c02430001

ついでにお袖の色も違う。だけどお袖の色は一番桜のイメージの色だったからこのまま残したい。。。うーーん、全部違う色になっちゃったけど、これはこれでいっか!!片身変りのような長じゅばんにしてみるか!ということで、

初めての桜染めはこのような作品になりました。

Ca3c01620001

Ca3c01650003

Ca3c01770001

まだまだ課題は残る桜染ですが、桜の枝と葉を煮出しているときはさくらもちの匂い~で

癒されました。

|

« 綿入れコート | トップページ | ムガシルクのお着物 »

染め」カテゴリの記事

コメント

桜色が美しい!
何かのレポートとか自由研究みたいでブログの方もスゴイですが…。
プロにしかわからない深い味わいをもっと追求してください。
是非、ブランドとして価格設定希望いたします。

投稿: 天狗になりたい | 2012年4月 6日 (金) 14時26分

天狗になりたい様

すっ、すみません!早くにコメントいただいておりましたね、私としたことが
今気付きました。

申し訳ありません!!
そしてとても嬉しいコメントどうもありがとうございました。

もっと草木染めは研究して安定した色がだせるようになったら
ご注文をお受けしたいと思っています。

桜で染めた、というそれだけでも癒されますよね。
着用する度に桜を感じられることが私も嬉しいのです。

他の草木染めもそうなんですけどね。その植物を感じられるから
草木染めは好きです。

投稿: サン | 2012年6月11日 (月) 10時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1466752/44719653

この記事へのトラックバック一覧です: 桜染めの長じゅばん:

« 綿入れコート | トップページ | ムガシルクのお着物 »